中国最大のレンタカー会社「神州租車」、シェア拡大に先手

中国レンタカー最大手の「神州租車」社は、10月9日から大幅なキャンペーン価格を打ち出した。キャンペーンの対象となるのは中国国内の全車種で、すべての時間帯とされる。キャンペーンでは、新型「サンタナ」や新型「シュコダ」、ホンダ「フィット」などの人気車種が一日あたり59元(約1,100円)でレンタルできる。

「神州租車」は9月19日に香港証券取引所に上場し、約40億香港ドルを調達し、資本市場において中国レンタカーの代表株になっている。今回のキャンペーンは、同社が香港で上場後の初の戦略的な動きとなる。中国のレンタカー市場はまだ成長の初期段階にあり、まずは市場シェア拡大を最重要視している同社の戦略の一手と見られる。

今年の6月末時点で同社が保有するレンタカー車両の台数は52,498台。全国70の大都市に717か所の直営店舗を持つほか、162の小規模都市にも202か所の加盟サービス店を持っている。

現在、「神州租車」は中国レンタカー業界のシェアはダントツで1位を占めており、第2位の会社の約4倍のシェアを持っている。同社の今後の動きが業界全体に及ぼす影響は大きいだろう。

[執筆: CMS中国リサーチ部]

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