台湾政府と通信最大手の中華電信、新クラウド・データセンターを稼働へ

先週金曜 の10月24日、台湾(中華民国)の「国家発展委員会」(The National Development Council: NDC, 国発会)は、台湾最大の通信会社「中華電信」(Chunghwa Telecom)社と、国内で初めて設立した「クラウド・コンピューティング・データセンター」の認証式を台北市で実施した。

この新しいデータセンターは国家発展委員会(NDC)が設立し、中華電信社が運営する。
将来的にこのセンターでは、台湾国民が国内の様々な管理データをこのクラウドコンピューティングサービスで利用できるようになる予定。

行政院国家科学委員会(MST, 科技部)は、「近年のクラウドコンピューティング業界の発展により台湾の人々にとってもクラウド・コンピューティングの技術が身近になってきている。これにより企業はIT関連コストを削減でき、またこれまでの老朽化したコンピューターシステムでは膨大に消費されていた電力量も節約できる。」と述べている。
国家発展委員会は、このような「環境に優しい」クラウド・コンピューティングのデータセンターを設立することにより、政府の予算削減の実現を図る。この新しいデータセンターの稼働に向けてサーバーの統廃合と機能アップが実施され、2018年には、行政院内に現在227ヶ所にある各部会のサーバールームを約35箇所まで減らす計画でいる。

さらに、この新しいクラウドデータセンターは、ネットワークサーバーの購入や設置の際にも効率的である。
新クラウドデータセンターの設立以前はネットワークサーバーの構築に最低2か月掛かるのが一般的だったが、今後は20分以内で構築ができるようになるという。[執筆: CMSアジアリサーチ部]

 

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