中国では民営私立歯科口腔医院が全体の半分を占め、一流歯医者の月収は50万元超のケースも

中国産業動向

近年中国歯科口腔業界の競争が熾烈になっている。現在全国年間歯科口腔の治療対応患者数は延べ3億人近くに達している。しかも患者数も依然として年13%~15%のペースで増加している。総合病院の民営化推進難との対比は鮮明で、口腔と美容医院の専門医院は現在最も多く、最も利益を出しやすい民営医院となっている。

「現在の私立歯科口腔クリニックでは、歯科医の月収は低い人でおよそ2,3万元、高収入の人で6,7万元に達し、一部の超一流歯科医においては売上からのインセンティブも多く、月収50万元に突破することもある」と最近「良い歯科医オンライン」のネットワーク創業者兼CEOの孫氏が現地メディアのインタビューでこう話した。

統計によると、現在国内口腔科業界において、民営医院、私立クリニックはその総数の半分を占める: 全国では、約65,000か所の民営口腔医院があり、民営私立クリニックの患者対応数は全体の40%~45%までに達している。

私立クリニック、特にブランド化経営している私立クリニックにおいて、待遇面は比較的良く、業界では医師の認可度も公立病院に劣らない。伝統的な公立病院の歯科口腔科医師はこの数年、組織的でない医院へ転職することが多く、一方、多拠点就業、または自己開業する歯科医も多く存在する。更に、国内では上場企業が民営歯科口腔科業務を携わる会社も現れている。高い賃金は人材流動の要因となり、この市場は今後益々活性すると考える。

[執筆: CMS中国リサーチ事業部]

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